Case File#6 ドラマランキング
伏兵「孤独のグルメ」【1】でお届けした 2014年7~9月クールソーシャルエンタメ的ドラマランキングの続きです。
高視聴率を獲得した「HERO」と「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」がソーシャルエンタメランキング対象外という中で(というのも、この二つのドラマではソーシャル的なプロモーションが行われていなかったからですが、、、)、ランキングの上位2つが深夜ドラマという意外な結果となりました、というのが前回までのお話です。
もう一度、「2014年7~9月期ソーシャルエンタメ的ランキング」の第1位から第5位までの順位を、おさらいしましょう
ソーシャルエンタメ的 フォロワー数・Like数ランキング
順位 | ドラマタイトル | 系列 | Twitterフォロワー数 | Facebook Like数 |
1 | 孤独のグルメ | テレ東 | 42,555 | 147,376 |
2 | 水球ヤンキース | フジ系 | 80,486 | --- |
3 | GTO | フジ系 | 74,884 | --- |
4 | 金田一少年の事件簿Neo | 日テレ系 | 36,424 | 2,206 |
5 | ST赤と白の捜査ファイル | 日テレ系 | 26,928 | --- |
第2位の考察に行く前に、もう少し「孤独のグルメ」について分析します。いったいいつごろから FacebookのLike数が10万を超えるようになってきたのでしょうか。
Facebookの投稿から、Like数の推移が分かる箇所を拾ってグラフにしてみました。
2014年7月23日のFacebookの投稿に下記のような投稿があり、
孤独HPへのいいね!が
100,000件
ゆうに超えました~~!
2014年7月9日 のSeason4放送開始から2週間後には、ゆうに 10万越えが達成されたもようです。Season3の終盤である 2013/9/19 の投稿から、この 2014/7/23 の投稿まで、Like数に関する記述がなかったので、Season3の終わりから徐々に増えていったのか、 Season4の開始直前になって急激にふえたのかは不確かですが、 Season3の時に比べ、Season4では最終的におよそ5倍の伸びです。ひとり飯への共感や、おいしそうな料理や撮影の裏話、出演者・スタッフの楽しげな様子の写真が満載なのが、多くのlike数獲得の理由の一つといったところでしょうか。
「孤独のグルメ」については Season 5,6・・とさらに続きそうですので、これからもウォッチしていきたいと思います。
次は、2014年7~9月期ソーシャルエンタメ的ランキングの第2位以下について。
第2位:水球ヤンキーズ
Twitterフォロワー数では、2014年7月クール第一位。Hey! Say! JUMPの中島裕翔さん主演の「水球ヤンキーズ」は、深夜帯のドラマということもあり、視聴率的にはあまり高いとは言えなかったですが、1クール物のドラマで8万以上のTwitterフォロワー獲得は、嵐メンバーが主演のドラマ以外では初となり、ソーシャルエンタメ的には大健闘したといえるでしょう。個人的なメモには、最終回放送前の 9月16日には 91,657フォロワーまで達していたと記録されています。てっきり「水球ヤンキーズ」が 7月クールのソーシャルエンタメ第1位と思っていましたが、「孤独のグルメ」のFacebookアカウントは思わぬ伏兵でした。
ソーシャルエンタメランキング第2位とはいえ、9万フォロワー獲得はすばらしい記録です。「弱くても勝てます」と主要な出演者が重なっていることもあり、「弱くても勝てます」公式アカウントのフォロワーの多くが、こちらのアカウントにも流れてきたのでしょう。もちろん ジャニーズ Hey! Say! JUMPの中島裕翔さんが主演ですし、また、若者たちの水着姿がときおりアップされていたのも、多くのフォロワー数を獲得した理由の一つと言えるでしょう。
第3位:GTO
EXILEのAKIRAさんが主演の 「GTO」の 公式Twitterアカウントは、 リメイク版GTOの第1シリーズ放送に先駆けて 2012年5月に登録されています。2年余りでおよそ7万5千フォロワーの獲得です。
第4位:金田一少年の事件簿Neo
第5位:ST赤と白の捜査ファイル
「金田一少年の事件簿Neo」は Hey! Say! JUMP の 山田涼介さん、有岡大貴さん出演のジャニーズ系、「ST赤と白の捜査ファイル」は藤原竜也さん × 岡田将生さんのダブル主演というところで、話題性・関心度が高かったドラマです。
ソーシャルエンタメランキングの上位ランキング外ですが、忘れてはいけないのが、個人的に今期のドラマで最もソーシャルエンタメを感じた「アオイホノオ」。
「アオイホノオ」の漫画原作者や、登場人物のモデルとなっている方々、その時代の背景を知っている関係者が、それぞれ個人のTwitterアカウントで、当時の裏話や内情をドラマの放送時間帯に自由にツイートを行っていて、結果としてドラマと連動したそれらのツイートが、「アオイホノオ」をさらに楽しむためのソーシャルエンタメ的な効果となりました。
おそらくドラマ制作側も、関係者からのツイートがそのように多く行われ、大きな話題になるとは予想もしていなかったのではないでしょうか。
各Twitterアカウントのツイート数についても見てみましょう。
「ST赤と白の捜査ファイル」 のツイート数が、ほかの比べて圧倒的に多いです。ドラマ中に出てくるガッキーくん(着ぐるみ)に扮したツイートが多くあり、また、2015年1月に映画の公開が予定されており、同一アカウントで映画のプロモーションも行っていることも、ツイート数が多い理由でしょう。
各Twitterアカウントのツイート数
~100ツイート
匿名探偵 @tokumei_tantei
100ツイート~
同窓生 @dousousei_tbs
金田一少年の事件簿Neo @Kindaichi_N
おやじの背中 @oyaji_tbs
あすなろ三三七拍子 @asunaro337
200ツイート~
東京スカーレット @TokyoSca_TBS
ペテロの葬列 @petero_tbs
300ツイート~
水球ヤンキース @suikyu_yankees
アオイホノオ @tx_aoihonoo
700ツイート~
若者たち2014 @giriwakamono
800ツイート~
GTO @gto_ktv
1000ツイート~
孤独のグルメ @tx_kodokugurume
家族狩り @Kazokugari_tbs
2000ツイート~
ST赤と白の捜査ファイル @ST_NTV
「2014年7~9月期TVドラマ ソーシャルエンタメ的ランキング 」いかがでしたか。
視聴率ランキング1位2位の「HERO」と「昼顔」がソーシャル的なプロモーションを行っていなかったため、どのドラマがソーシャルエンタメランキングの上位となるのか全く予想もつかない状態でしたが、深夜のグルメドラマがランキング1位になるという、実に興味深い結果になりました。
さて、「2014年10~12月期TVドラマ ソーシャルエンタメ的ランキング 」はどんな結果になるのでしょうか。 また分析しますのでお楽しみに!
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Joie Hinman (水曜日, 01 2月 2017 12:06)
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Heide Chestnut (木曜日, 02 2月 2017 14:22)
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